行ってきました!PHISH @ Gorge Amphitheater!!
2週間ほどお世話になったユージーンのCooper宅を出て、隣のワシントン州めがけて出発。
オレゴン州とワシントン州を隔てる大きなコロンビアリバーや、マウントフッド、マウントレーニアの麗しい姿を拝みながら、
ネイティブアメリカンが住んでいたまさに「不毛の大地」ってこういう所のこと言うんだな~というような荒野をひたすら走り続け、途中で1泊キャンプしながら ついに到着。
いや~~、アメリカってほんとにデカい!
今回はこの会場で4泊5日のキャンプをしながら週末3nightsのショウを楽しむためにここまでやってきた。
前回サンフランシスコで見て以来6年ぶりのPHISH。
思えば日比谷の野音で初めてPHISHを見て以来すっかり魅了され、ジャムバンド(Grateful Deadを起源とする即興演奏をするバンド)というものにのめり込んだんだ。
ショウ前日から泊まれるとのことで、これまたどでかいキャンプサイトにテントを張って一息、、、
暑い!暑すぎる!
乾燥してるから汗はかかないものの日差しが強烈。
でもお隣さんや、近隣の人達が本当に親切で優しく、皆がサトルと遊んでくれ良い御近所さんに恵まれた♪
ハシゴにヒモの付いたボールを投げて引っ掛ける遊び「ラダーボール」でコロラドから来たマイクが遊ばせてくれて、さとるは3日間ラダーボールしまくってたくさん遊んでもらった。
雄大な景色の中、暑さと土埃、そしてPHISHを愛するたくさんのPHANSにまみれ、なんだか別の世界に紛れ込んだような感覚。
そしてショウの初日。
テントサイトから約2キロの道のりを歩きベニューに到着。
初日だし今日は前の方で見ようと早めに行ったものの開場が1時間以上も遅れ炎天下の中待たされる。。
ライブ前からヘトヘトになりながらようやく入場、
そしてステージを見てビーーックリ!!
ひえぇぇえええええ~~~~~~~~(゚△゚;・・・!! (゚△゚;・・・!! (゚△゚;・・・!!
いや~~このベニュー、、噂には聞いてたものの想像を遥かに超えるスケール!!
なだらかな芝生が広がる会場から大きなステージの後ろにコロンビアリバーとその周りの雄大な渓谷が見える。
ゴージの圧倒的な景色を見てサトルがつぶやく。
『 日本から一度も海外に出ないのは本当にもったいないことだね 』
小4になり 友達と遊ぶのが一番楽しい盛りで 今回のアメリカ旅に乗り気じゃなかったサトルもさすがにゴージに圧倒されているようだ。
この言葉を聞いて、子供ってのは 環境に身を置くだけで勝手に学ぶものなんだなと思った。
これからは口数少なくていいんだと何だか安心した。
初日だし、張り切って子供と楽しめる範囲内の芝生前方を確保し、ショー前に静岡の友達と必然のように再会でき一緒に楽しむことが出来た☆
海外で日本人と出逢ったり、再会するのは本当に楽しい瞬間♪
その後もず~~っといい思い出になる。
ショウが始まりもうひたすらスケールが大きくひたすらカッコイい音炸裂で、
ああ~~、このためにここまで来れて本当に良かった!と心から思った。。
サトルがこっちを見て一言。
「クロダさん、ヤバくね??」
まさかの発言にビックリ(笑)!
クロダさんとはPhishのVJ(照明)を担当している「クリスクロダ」のこと。
Phishは照明もものすごくて、曲と完全にシンクロしながらまるで生き物のように変幻自在に動き回り視覚的にも別世界に連れて行ってくれる。
クロダさんはPhish5人目のメンバーと言われることもある。
・・・という情報をどこからか仕入れたのだろうか(笑)
笑いたいのをこらえて、だまって「うん!」と頷くと、
さとるは「クロダさん天才!!!」と続けた。
PHISHは基本アメリカンなロックンロールで、だけどどのメロディーもとても独特でPHISHらしく、最初の1音でどの曲が始まるかわかるほど。
その時その場の気を読み取り次々と即興で生み出されるなんとも言えないシビれるメロディーとリズム。
音の波に身を任せていると、気づくととんでもなく壮大でディープな宇宙サウンドの渦に巻かれている。
その世界に浸りきり宇宙を漂うような感覚でいるところで流れてくる今度は繊細で美しすぎるピアノの旋律と優しいギター。
宇宙にとろけていきそうで、この世界はなんて優しく美しいんだろうと泣けてくる。
そしたら今度は軽快なブルーグラスなナンバー。
みんな嬉しそうに飛び跳ねてアメリカンな軽快なリズムを体全体で楽しむ。
そしてまたやってくる大きな音のうねりに飲み込まれ、もうすっかり別次元に連れて行かれるような感覚。。。
とにかく全てが圧倒的。
圧倒的に凄まじくカッコいい。
この大きな空と大地を揺るがすような圧倒的なPHISHの音世界。
この雄大な景色の中で音のエネルギーに身を任せ、声を出し、踊ることはなんて気持ちがいいんだろう。
こんなありえないベニューでPHISHを体験することができて本当に良かった!
サトルは どんどん降ってくるグロースティックを拾い集めそれをまた投げることを楽しみながら、すっかりライブにも慣れた感じで気持ちよさそうに踊っていた。
「PHISHどう?」と聞いてみると、
「すっごいカッコよくて、すっごい宇宙っぽい!でもそれだけじゃなくて時々すごくきれいであったかい時もあって、そういう時もいい!」
そんな風に言い表していた。
なかなかよくわかってる♪♪
3歳から連れてきて鍛えた甲斐がある笑。
1日目、ショウ終了後のテントサイトまでの2キロの道のりが混み混みで、眠そうなサトルを連れて歩くのが大変だったので、2日目と3日目は会場の一番後ろから見ることに。
このエリアはスペースが十分にあり家族連れも多く、なんともピースフルな雰囲気。
近くに陣取っているコロラドから来たファミリーと仲良くなり、どっさり持ってきているグロースティックをさとるに分けてくれたり、子ども達同士遊んだりして、ここもここで違う楽しみがある。
そしてなんと言っても、会場の全てとステージ後ろの景色を全部視界に納めることができ、音と景色のコンビネーションを存分に味わうことができる。
夕陽が半端ないキレイ。。。
日が落ちてまだ明るさが残る空を見ながら聴いた「devided sky 」は信じられないくらいに最高だった。
さとるも写真撮影にハマる。
以下はさとる(9歳)の写真 ↓
夏休みの宿題「自分の目で見たアメリカ」を提案してくださった先生のスケールはるかに超えちゃってるだろうな~~~笑。
この場でPHISHを聞けるという贅沢さをサトルはどれくらい理解してるんだろうか??笑
そんな灼熱のPHISHまみれな中、昼間はシェイクダウン(作った物などを誰でも自由に販売できるエリア)でポスターを掲げて歩く。
みんなそれぞれのPHISHグッズを作っていたり、独自の面白い恰好した人もいっぱい。
今回の会場ゴージはシェイクダウンストリートが大きいというのもあるのか、
はたまたPhishが 他のバンドと比べ一番ポスターのシーンが盛んというのもあるのか、
今回つくったポスター100枚全てが3日目のショーの直前に旅立った。
持ち歩くためのサンプルにしていた少し汚れて折れてしまったものまで
「それでもいいから欲しい!」と言ってくれる人がいて最後まできれいに。。。
生まれて初めてサインをせがまれる。。。(笑)
サインを初めて書いたと言うと隣にいた人が「自分も!」となり「2番目のサインだー♪」と喜んでくれる(笑)。
しかもPhishファンのサイトでもポスターを紹介してもらい、ネット上も欲しいという人達が続出。
アメリカは本当に何が起こるかわからないワクワクに包まれている。。♪
今回もたくさんのトレード。
静岡のユカちゃんは、会場でも人気のお手製のPHISH手ぬぐいを♪
色のバリエーションもあって、すっごく気持ちのこもった素敵な作品でした。
希望の人はネットからでも購入可能かも??
Check → INSTAGRAM https://www.instagram.com/safarihead88/?hl=ja
自作ポスターを作ってる人もたくさんいた。
おかげで友達もたくさん出来て、旅の宝物もたくさん増えた☆
そんなスッキリ爽快な最終日のショーは言うまでもなく心から解放☆
最高の3日間となりました。
終演後 キャンプサイトまでの道のりを歩いていると近くの人が
「You have the COOLEST poster this time !!!!」と言ってくれた。
あんなに色んなポスターを作っている人達がいた今回のショーで そう言ってもらえたことが本当に嬉しくてたまらなかった♪♪
そんな素敵な締めくくりで今回のPHISHは幕を閉じた。
キャンプインだったからこその充実感、ともに過ごした人たちとこの場所への愛着がものすごく深まり、この場を後にする時は寂しかった。
ここに来れて本当に良かったし、また必ず戻って来たい!!
Gorge、出会ってくれた人達、PHISH、本当にありがとう~~~!!